マタニティ

産後をふりかえって思うこと【マタニティブルー】編

こんにちは。
ご無沙汰しています・・・!

このブログに「無痛分娩」のワード検索で来てくださるかたが多くて
やっぱりみんな不安で、他の人の出産経験を知って備えたいんだよなぁと思いました。

今回、参考になるかはわかりませんが
産前産後のとりとめもない振り返りを綴ってみます。
誰かの「あるあるー!」「私だけじゃないんだ」に繋がったらいいな✨

メンタル強くてもマタニティブルーには「なる」

まずこれです。

産後3日目の夜、母乳をおやすみして眠剤のお世話になりました。
私はかなりメンタルがタフですし、夫も毎日顔を見せに来てくれていました(*2019年出産です。

産後2日目に、夫が帰ったすぐあとのこと。
シャワー室で急にかなしくなり、泣きながら身体を洗っていました。
その時は、夫や母が帰って心寂しくなっただけだろうと思ってやりすごしました。

しかしその日の夜中(日付かわって4時くらい)の授乳時に、
がんばって母乳を飲ませていたつもりが乳首が切れていて、
娘に血を飲ませてしまう事件が起きました。
娘がげっぷのときにゲホっと血を吐いたのでそれはそれは焦りました・・・
それが引き金になったのか、昼になりもうすぐ家族が顔を見せにくるぞというタイミングで
また涙がとまらなくなり、なんとか平常状態に落ち着けて面会対応したような気がします。

・・・もしかしたら母の前では少し弱音を吐いたかもしれないけれど記憶が曖昧です;

後陣痛がひどかった話は出産記事で書きましたが、
ロキソニンでなんとか痛みをおさえたあと、眠剤を飲んでやっと寝たという経緯があり
助産師さんに「いつでも眠剤に頼っていいのよ〜」と言われてはいたものの
「いや私は母乳を毎日がんばるんだ!」と“余計なお世話です”くらいに思っていました。

しかし、乳首が切れて血を飲ませてしまったことがきっかけとなって
「少し母乳を休む」選択が生まれたこともあり、あたまのどこかで
今日は寝たいかもしれない・・・・という思いが生まれました。

*私が入院していたところでは母子別室が基本で、昼夜問わず3時間ごとに授乳にいっていました。

そんなことを思いながら、なんだかんだ22時ごろを迎え、
消灯してつぎは深夜の授乳というタイミングでいよいよ涙がとまらなくなり
気づいたらナースステーションに向かっていました。
大号泣しながら「すみません、眠剤をください」と伝えると、
「大丈夫大丈夫、ホルモンバランスだから」とドーンと優しく対応してくれて
次の授乳を休む連絡を新生児室に入れてくれました。

眠剤が効くまでのあいだ、個室の天井を見つめながら自己嫌悪しつつもホッとしたのを覚えています。

「マタニティブルー」は、言葉のイメージよりもずっと、
身体のしくみ・産後のメカニズムに裏付けられた症状だったことを知りました。

最近まわりの女性声優さん・ナレーターさんが出産されたときにお祝いすると、
お返事で「岩本さんは産後もバリバリ活動されているので、私も頑張ります!」と
言っていただけることが大変多いので、
自分が産後3日でガタガタになったことを必ず伝えるようにしています。

助産師さんに言われたのは、
「今は私たちに頼ってください。退院したあとのために今は休んで。」でした。

マタニティブルーは1週間くらいで抜けるといいます。
気づいたら治りますが、それまでに安静していられるわけもなく
赤ちゃんのお世話と自分の身体の変化に翻弄されっぱなしです。
実際私も眠剤を飲んで寝たあと、母乳に干渉しないようにしばらく時間をあけてすぐ授乳を復活しました。

(乳首がきれているため、メデラを使用しつつです。どんなものかはこちらに書いています)

自分のメンタル不調に構っている暇がないほどめまぐるしいので
入院期間中、頼りすぎかなと思うくらい頼ってしまって良かったんだと、今になって思います。

どんなつよつよ人間でも、マタニティブルーになる可能性はあります。
あの日泣きながらスマホで「産後 涙 不安」とかググっていた私のような方がいたら、
まず症状を自覚して、周りに頼ってしっかり寝てください、と伝えたいです。

オーディオブック「聴く本」

朗読: 岩本紗依
総朗読時間:5時間06分48秒

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