予期していなかった「母乳」のトラブル
産後1ヶ月で乳腺炎になりました。
入院中は自分が母乳外来のお世話になるなんて思っていなかったし、
一回の診察(施術)で5000円って高すぎる、行かないよそんなの!って思ってました。
ですが、結果的に母乳外来にかかり、
その後ふたたび近所の助産院で手技を受けてきたので記録として書きます!
乳腺炎発症の経緯
まず、私は入院中にそこまで母乳の分泌が始まってませんでした。
「母乳パッド?そんなん誰が使うの??」って思ってたくらい…
(今はめっちゃ使う。ないと生活できない必需品。)
しかし退院後、1週間も経たずに異変は訪れました。
授乳しようとTシャツに手をかけたとき、胸元がビッシャビシャに濡れていて
「え!?」
まだあげる前だし、こぼした記憶もないし
どっかのタイミングでミルクかぶった!?(゚o゚;;
その夜、シャワーを浴びてバスタオルで身体を拭いていたら、
両方の乳首から母乳がダダ漏れ💦 ※温めると分泌が促進されます。
えっ、まじか、私の母乳が漏れていたのか!!!
ってそこで気付き。
その後はどんどん分泌量が増えて、
下着にガーゼをはさんで対処していたけど
そんなんじゃ抑えきれないってことで慌てて母乳パッドをポチりました。
(母乳パッドの快適さ、すばらしい!!!)
そんな感じで、結構母乳がしっかり出るようになったものの
最初は分泌量が安定しないみたいでとにかくおっぱいが張る。
搾乳すればいいじゃん、と思ったけど
やりすぎると、身体が「これくらい分泌していいのね👍」って判断して
もっと張り切ってしまうようで…
赤ちゃんとの授乳タイミングがうまくいかないと、溜まっちゃって
カッチカチのゴツゴツ岩みたいに貼って
しまいには脇の下まで痛みが広がってアイスノンを挟んでやりすごす始末。
私は、赤ちゃんが飲みたいときに母乳が溜まっているのはいいこと
だと思っていたので、この痛みさえ自分が我慢しておけばokだと判断してしまいました。
その結果、乳腺炎になってしまったんですよね〜〜〜😭
乳腺炎の症状
人によって色々あるみたいですが私の場合は、
・寒気、悪寒、発熱(38度)
・胸の張りからくる痛みと、脇の下の痛みが授乳しても消えなくなった
授乳すれば痛みは和らいでいたのに、この日はずっと痛い。
また別のトラブルで、子宮の収縮痛がひどかったので
合わせて相談しよう…と思い翌日婦人科へ行きました🏥
母乳外来の受診
婦人科で、収縮痛については相談できましたが
今はおっぱい関連のトラブルは母乳外来に任せて分業しているんですよ、と診てもらえず。
「母乳外来、今空いてるみたいです。行きますか?」
まさか自分が行くわけないと思ってた母乳外来、
でも背に腹は変えられない、というかぶっちゃけ収縮痛よりも
胸と脇の痛みの方がツラかったからもう「行きます!」
ってことでその足で受診。
何されるのかと思いきや、まずベッドに寝かされ
痛いところを確認しながらおっぱいをぐいぐいにマッサージ。。
※後から知ることになりますが、私がかかった母乳外来は桶谷式でした。
溜まっていた母乳を空っぽになるまで手技で出してもらいます。
診断:「なかなかの乳腺炎」だけど薬の処方はナシ
痛みがあった方のおっぱいをマッサージされている時
「これが溜まっていた乳汁です。色が濃くてしょっぱいですよ」
と言われ、舐めてみると涙みたいな味。
「こっちは甘いです」
と、痛くないほうを舐めると、ああああ甘い!
全然違う。
おっぱいが溜まってカチカチに張っていると、赤ちゃんも飲みづらいし
さらにしょっぱいとなると、飲んでても美味しくなくてかわいそう、とのこと。
本当は、柔らかくてもぐもぐすると分泌が始まる状態が理想。だそうです。
知らなかった。。。
あまりにぐいぐいマッサージされるので
「すごいですね、あの、割としっかりめにされるんですね」
と言ったら
「いやこれはなかなかの乳腺炎ですからね!?」
…なんと。そうなのか。
私はなかなかひどい状態になっていたのか。
「しっかりマッサージしたので、今夜熱が出るかもしれません。」
「今回は母乳の溜まりが原因だったので、お薬はナシで様子見ましょう。」
と言われてその日は終了。
症状から見て、本来であれば翌日も手技を受けるべきだとのことで、
この日に行った母乳外来は休診日だったため
別の助産院を紹介してもらって行くことを約束し、帰りました。
乳腺炎でも授乳は続ける
産院では、右から授乳したら次回は左を先に、と交互にあげるよう教わりましたが
しばらくは乳腺炎になった方からあげるようにしました。
ゴチゴチに張っていたところは、痛みは引いたけれど
動かないしこりが広範囲にまだ残っている状態。
(「しこり 動かない 胸」などで検索すると怖い結果がたくさんで、
もしかして違う病気なんじゃないかと不安でした。)
子どもはちょうど生後1ヶ月だったので頻回授乳を続けながら、
紹介された助産院にてまたマッサージを受けました。
2回の手技でだいぶ回復しました!
あまり間をおかずに手技を受けたのが良かったのか、しこりは割とすぐに消失して
張りもかなり楽になりました。
私は初産で授乳そのものに慣れていなかったこと、
母乳のうっ滞による乳腺炎だったことから、
母乳外来に行って色々と質問したり学べたことがためになりました✨
今(生後2ヶ月)は、「あっヤバいな、乳腺炎になってしまう!」っていう
判断が自分である程度できるようになってきています。
おっぱい自体も、1ヶ月の頃よりは身体が授乳サイクルに少しずつ適応してきました。
まだまだ先は長いけれど、甘く見ないでしっかり母乳ケアしていきたいです。
母乳外来行って良かった!
余談ですが・・・
私は産んだ後に病院で習ったセルフ母乳マッサージが「堤式」
緊急で診てもらった母乳外来が「桶谷式」でした。
知識がまったくなかったのでネットで検索して色々な方のブログを読んだけど、
なんとなーく、紹介してもらった桶谷式の助産院にそのままスッと行くのもな…と
引っかかり、堤式の助産院にも連絡をしてみました。
超ざっくり言うと、
・桶谷式は母乳をぐいぐいマッサージする
・堤式は身体はすべて繋がっているので別の場所やメンタル面もケアする
って感じなのかなと思いました。
堤式の助産院には、
「今日、手技受けたのですが、明日も受けたいのでそちらに行きたいです」
と伝えたら断られたんです。
そんな連日強めにマッサージするのではなく
明日は身体を休め、トータルケアで考えていきましょうと。
その考え方もすごく素敵だなっと思ったのですが
今回に限っては痛いものは痛いから早くラクになりたい気持ちが勝って
連日手技を受ける選択肢をしました。
今後また母乳トラブルが起きた時は、自分の心身と相談して
その時に合った選択をしていきたいなと思います。
結論:授乳は毎日のことだから、トラブルは早く解決するに限る!!
母乳外来は迷わず行こう🏃♀️
ではまた!